資産関係の記事一覧

有価証券の売却損益計算/税理士が教える簿記テクニック

こんにちは、KENです。

今回は「有価証券2」についてです。

1.売買目的有価証券の概要

有価証券は、その保有目的によって勘定科目が変わります。
そのうち、日商3級で学習する有価証券は「売買目的有価証券」です。
これは、

短期的な価格変動により利益を得ることを目的とするもの

になります。
100円で買って110円で売って10円儲かるといった感じです。

売買目的有価証券以外の保有目的の場合、通常は長期間保有します。
したがって、有価証券を売却することはあまりありません。

しかし、売買目的有価証券の場合には、売買をすることが最初から
目的ですので、頻繁に売買を行うことになります。
その結果、日商3級では売買目的有価証券の売却が多々出てくることとなります。

とりあえず、

「3級で学習する有価証券(売買目的有価証券)は、しょっちゅう売買をする」

ということを頭に入れておいて下さい。
なお、この売買目的有価証券は、実務上ではほとんど出てきません。
売買目的で有価証券を買う会社は、証券会社くらいですから。

ですので、あまり使わない項目になりますが、試験対策だと割り切って頂ければ幸いです。

なお、参考までに、他の保有目的を紹介します。

(1)子会社株式又は関係会社株式
   主として別会社の支配を目的とするものです。

(2)満期保有目的有価証券
   満期までの、利息の受け取りを目的とするものです。
  
(3)その他有価証券
   上記以外の目的で保有するものです。
   基本的には、取引先の株式などが多いです。

2.株式の売却

上記1でお話ししましたように、売買目的有価証券は頻繁に売買がされます。
試験上もしょっちゅう売買が行われますので、ぜひ売却の論点は押さえて下さい。

ただし、真新しい論点はありません。
基本は、次の通りです。

~~~有価証券の売却~~~~~~~~~~~~

売却時の簿価と売値との差額>0 → 売却益
        〃        <0 → 売却損

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ということで、固定資産の売却と何ら変わりはありません。
有価証券を売却して、儲かれば売却益、損したら売却損です。

ただし、有価証券の場合には「一部売却」がよくあります。
一部売却とは、100株買って、そのうちの30株を売るといったように、
持っている有価証券の全てを売却するのではなく、一部を売却するケースのことです。

この場合、次の算式により簿価を算定します。

1株(1口)当たりの簿価×売却した株数(口数)

もちろん、1株当たりの簿価は購入時の付随費用を加味した金額です。
具体例とともに確認しましょう。

例1)
A商店は、F社株式80株を1株当たり300で購入し、手数料2,400と共に代金は現金で支払った。

(売買目的有価証券)26,400  (現金)26,400

例2)
A商店は、上記例1の株式20株を1株当たり320で売却し、代金は月末に受け取ることとした。

(未 収 金) 6,400  (売買目的有価証券)6,600
(有価証券売却損)200

~解き方~

①@320×20株=6,400 → 売却代金(未収金)
②26,400÷80株=330 → 1株当たり簿価
③@330×20株=6,600 → 売却した株式の簿価
④6,400-6,600=△200 → 有価証券売却損

1株当たりの簿価は、「総額÷持株数」で算定します。
26,400が総額で、80株持っている訳ですから、330が1株当たり簿価になります。

ここまで出ましたら、次に、「簿価×(売った)株数」で売却簿価を出します。
あとは、売値と簿価の差額で売却損益を計算すればOKです。

なお、もう少し簡単に解くならば、次の算式が使えます。

売却簿価=26,400×20/80(25%)=6,600

つまり、80持っていた株式を20売る訳ですから、20/80(=25%)の売却です。
これに簿価である26,400を乗じてあげれば、売却簿価を算定することができます。

慣れてきたらこの方法で解くことをお勧めします。
もちろん、慣れるまでは原則通りゆっくり解いて頂いてOKです。

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・ポイント

売値>簿価 → 売却益
売値<簿価 → 売却損

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3.おわりに
今回は「有価証券2」について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
有価証券の売却では、どの数字をどう使っていいかわからないという方が多くいます。
まずは全体像を理解して、そこから取り組むようにしてみて下さい。

2013年07月06日(土)|日商3級の内容及び解説, 資産関係

有価証券の取得価額算定とマル秘(?)電卓テクニック/税理士が教える簿記テクニック

こんにちは、KENです。

今回は「有価証券1」についてです。

1.有価証券の概要

お金を国や企業に投資すると、投資したことを証明する券を受け取ります。
この券を持っていることで、各種の特典を受けることが可能になります。
したがって、この券自体が価値を有することになります。

そして、これを簿記では「価値がある券を有する」ということで、有価証券と呼びます。
有価証券には次の2種類があります。

(1)株式
(2)債券(国債、地方債、社債)

どちらの場合も日商3級では「売買目的有価証券(資産)」勘定を使用します。

また、有価証券を取得する場合には、証券会社の手数料が掛かります。
この手数料の取り扱いは・・・大丈夫ですよね?

売買目的有価証券の取得価額=購入価格+付随費用

仕入や固定資産を取得した場合の付随費用の扱いと同じです。
基本的に「購入時の付随費用は、取得価額に入れる!」って押さえておけばOKですね。

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・ポイント

売買目的有価証券の取得価額=購入価格+付随費用

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2.有価証券の計算方法

有価証券の購入価格は、「購入単価×数量」で計算をします。
購入単価は、株式の場合「1株あたり」、債券の場合「1口あたり」を指します。
単価は必ず問題文に与えられますので、チェックしましょう。

そして、単価に数量を掛けたものが購入価格となります。
この購入価格に付随費用を足したものが、取得価額となります。。

例1)株式の取得
A商店は、E社の株式を1株あたり30で100株購入し、証券会社への手数料150とともに現金で支払った。

(売買目的有価証券)3,150  (当座預金)3,150

取得価額=@30×100株+150=3,150

例2)債券の取得
A商店は、額面10,000のE社社債(額面1口あたり100)を1口あたり98で購入し、証券会社への手数料840とともに現金で支払った。

(売買目的有価証券)10,640  (当座預金)10,640

取得価額=@98×10,000÷100+840=10,640

債券の場合、上記例題のような出題のされ方をします。
御覧の通り、問題文から直接、数量を把握することができません。

そこで、額面10,000の債券で、1口あたり100という情報から、数量を計算します。
10,000÷100=100口購入したことがわかります。
そうしましたら、単価×数量で、98×100=9,800が購入価格となります。
ちょっと面倒ですね。

ここでちょっとしたテクニック。
債券の1口は100が基本です。
そして、この100をいくらで購入したかということになります。

先ほどの例ですと、額面10,000を98で購入していますので、次の算式を使います。

10,000×98%=9,800

先ほどの98×10,000÷100を展開して、上記算式になります。
展開して10,000×98÷100として「98÷100」を98%にしただけですね。

なお、98%は、「×0.98」としてもいいですが、電卓に「%」ボタンがあれば、
「%」を押した方が確実です。
この機能は結構使いますので、これを機に電卓を購入してもいいかもですね^^

債券では、このテクニックを多用しますので、余裕のある方は覚えておいて下さい。

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・ポイント

債券の購入価格=額面総額×1口単価×「%」

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3.おわりに

今回は「有価証券1」について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
債券のところは、苦手な方が多い項目です。
ですので、今回はここまでにして、次回続きを見ていきましょう。

2013年07月01日(月)|日商3級の内容及び解説, 資産関係

固定資産を購入した場合の仕訳方法は?/税理士が教える簿記テクニック

こんにちは、KENです。

今回は「固定資産」についてです。

1.固定資産の概要

日商3級で学習する固定資産は、一般的に「有形固定資産」と呼ばれるものです。
すなわち、

1年以上使用する資産で形があり結構値段が張るもの

のことを指します。
日商3級で学習する有形固定資産の勘定科目は次の通りになります。

建物:家、ビル、倉庫など
車両(又は車両運搬具):車、バイクなど
備品(又は器具備品):パソコン、机、椅子など
機械(又は機械装置):商品製造用の機械など
土地:建物の敷地など

勘定科目と中身は大体一致するかと思いますが、注意するのは「備品」です。
備品は「備える品」ですので、「置いて使うもの」だと思って下さい。
ホワイトボードなども置いて使いますので備品ですね。

また、有形固定資産を購入した場合に手数料等の付随費用が発生することがあります。
この付随費用は、全て取得価額に算入します。
仕入の際に発生した付随費用を仕入に加算したのと同じ理屈ですね。

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・ポイント

有形固定資産の取得価額=購入価格+付随費用

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2.固定資産の極意

試験上で固定資産の論点と言いますと、取得価額算定と売却の論点になります。
この売却ですが、

分記法と同じ考え方

をすればOKです。
(分記法を忘れてしまった方は、メルマガを読み直しておいて下さい^^)

例1)売却益がある場合
A商店は購入価格8,000、手数料100で購入した土地を8,500で売却し、
代金は月末に受け取ることとした。

(未収金)8,500 (土地)8,100
(土地売却益)400

取得価額は、購入価格+付随費用ですので8,100になります。
そして、8,100の土地を8,500で売ったので、8,500-8,100=400が益になります。
売却して利益が出たので、「土地売却益(又は固定資産売却益)」勘定を使用します。

また、代金は未収とありますので売掛金としてしまった方もいるかも知れませんが、
商品売買以外の取引による未収ですので、「未収金」勘定を使用します。

例2)売却損がある場合
上記例1で、売却価格が7,500だった場合。

(未収金)7,500 (土地)8,100
(土地売却損)600

8,100の土地を7,500で売ったので、8,100-7,500=600が損になります。
売却して損が出たので「土地売却損(又は固定資産売却損)」勘定を使用します。

3.おわりに

今回は「固定資産」について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
固定資産の取得は仕入と同じ考え方で、売却は分記法と同じ考え方です。
かなりとっつき易かったのではなかなと思います。

 

2013年06月24日(月)|日商3級の内容及び解説, 資産関係

借金の会計処理は貸付金と借入金

今回は「貸付金・借入金」についてです。

1.貸付金・借入金の概要

商売をする上では、「お金」がなければできません。
しかし、会社は常に潤沢なお金を持っている訳ではありません。
日常かかる経費にお金を使ったり、設備投資を行ったりするからです。

もちろん、お金がなくなってしまうと支払いができませんので、会社は成立しません。
しかし、突然出費がかさむということも、よくある話です。

従いまして、会社はお金がなくなった場合には、「借金」をして対応します。
この借金は経営が苦しいとかではなく、会社としてごく普通のことです。
借金は、会社の潤滑油のようなものですね。

ただし、借金には「金利」がかかります。
年間●%とかいうやつですね。
この、金利を考えて借入を行わなければなりません。

もちろん、お金を借りることによって金利よりも多く稼げればOKです。
つまり、

3%で借りたお金を10%で運用した

のであれば、「10%-3%=7%」が利益ということになります。
これであれば、お金を借りても問題がないですね。
借金をすることで、会社はより儲けることができるようになります。

ただし、借金の返済のために借金をするようでは、
借りたお金から収益が生じませんので、これはいけません。
俗に言う、「自転車操業」状態となり、金利負担が会社経営を圧迫していきます。

したがって、お金を借りる場合には「金利以上に儲けられるか」がポイントとなります。
金利以上に儲けることができるのであれば、借入を増やせばOK。
逆に、金利以下の場合には借入を減らさないといけないことになります。

通常、賞与の支払い等のために借りる「儲けを生まない借金」は早く返済し、
設備投資等のために借りる「儲けを生む借金」は長期に渡って返済します。
お金の借り方にも色々あるんですね。

なお、利息の計算は下記の算式で算定します。

元本×金利

利息を減らすには、元本か金利のどちらかを減らさなければなりません。
しかし、通常、金利を減らすことはできませんので、元本を調節することで金利を調整します。

「借金」と言いますと何か悪いイメージがあるかも知れませんが、会社の場合には借金がないことの方が少ないです。
基本的には、金利より稼ぐことができるため、借金をしていくのですね。

簿記では、

お金を貸したら「貸付金勘定(資産)」
お金を借りたら「借入金勘定(負債)」

で処理をします。

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・ポイント

お金を貸したら「貸付金」、借りたら「借入金」を使用!

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2.貸付金・借入金の極意

お金を貸した・借りた場合には、貸付金・借入金として処理します。
貸付(借入)時には、現預金が減少(増加)することになります。
また、利息のデータが問題文に必ずありますので、次の事項をチェックしましょう。

(1)金利は何%?
(2)借入期間は?(記載がない場合もあります)
(3)利払日は?
(4)年割・月割・日割?(記載がない場合には日割で計算します)

これらのデータがないと問題が解けませんので注意して下さい!

例1)
1/1 A商店は、D銀行から100,000を借入れ、当座預金に入金した。
なお、利息は年利3.65%とし、利払日は、6月及び12月の末日とする。

(当座預金)100,000 (借入金)100,000

お金を借りた場合は、借入金勘定(負債)を使用します。

例2)
6/30 A商店は上記借入金のうち20,000を返済し、利息を含めて当座預金から支払った。

(借入金)20,000 (当座預金)21,810
(支払利息)1,810

利息の計算は次の通りです。
100,000×3.65%×181日/365日=1,810

1/1~6/30ですので、丁度半年分ですが、日数としては181日になります。

※1月:31日、2月:28日、3月:31日、4月:30日、5月:31日、6月:30日
合計:181日

例3)
12/30 A商店は上記借入金のうち20,000を返済し、利息を含めて当座預金から支払った。

(借入金)20,000 (当座預金)21,472
(支払利息)1,472

利息の計算は次の通りです。
80,000×3.65%×184日/365日=1,472

例2で元本を20,000返済していますので、差引元本は80,000です。
元本の変動には注意して下さい。

日数は下記により184日になります。

※7月:31日、8月:31日、9月:30日、10月:31日、11月:30日、12月:31日
合計:184日

3.おわりに
今回は「貸付金・借入金」について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
なお、金利計算については、以前の記事で紹介していますのでそちらをご確認下さい。

参考)

金利計算のやり方・テクニック・コツなどを伝授します

2013年06月02日(日)|日商3級の内容及び解説, 負債関係, 資産関係

仮受金と仮払金は「とりあえず」の勘定

今回は「仮受金・仮払金」についてです。

 

1.仮受金・仮払金の概要

お金を払ったりもらったりする場合、通常は

「何のために」

払ったのかもらったのかがわかります。
商品を売ったのであれば、「商品を売ったから」お金をもらうことになります。

しかし、この「何のために」が不明にもかかわらず、入出金があるケースがあります。
このような場合、どのような仕訳をすれば良いでしょうか。

例1)A商店の当座預金口座に1,000が入金されたが、内容は不明

(当座預金)1,000 (???)1,000

例2)従業員が出張の際、当座の資金として500を現金で手渡した。

(???)500 (現金)500

上記例の場合、現金・当座預金という資産が増減していますので、簿記上は取引です。
取引があった場合には仕訳をしなければなりません。

しかし、解答を見ておわかりの通り、貸借で仕訳が切れません。
仕訳は必ず貸借を一致させないといけないんでしたね。

そこで、上記例で(???)としたところに「とりあえずの科目」を入れてあげます。

借方が(???) → 仮払金勘定(一応「資産」)
貸方が(???) → 仮受金勘定(一応「負債」)

仮(とりあえず)に払ったお金なのか、受けたお金なのかを考えましょう。
なお、

仮払金:「とりあえず払っておいたけど返ってくるかも」ということで資産のイメージ
仮受金:「とりあえずもらっておいたけど返さないとかも」ということで負債のイメージ

になります。

前回学習した「前受金・前払金」と同じように覚えるのもいいですね。

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・ポイント

(???)が借方なのか貸方なのかに注目する

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2.仮受金・仮払金の極意

原因不明の入出金があった場合には、「仮受金・仮払金」という「とりあえず勘定」を使用します。
仕訳の方法としては、

(1)わかるものを仕訳する
(2)わからないところは「とりあえず勘定」
(3)借方不明なら仮払金、貸方不明なら仮受金

これでOKです。

先ほどの例で確認していきましょう。

例1)A商店の当座預金口座に1,000が入金されたが、内容は不明

(当座預金)1,000 (仮受金)1,000

→ 貸方が不明だから「仮受金」を使用

例2)従業員が出張の際、当座の資金として500を現金で手渡した。

(仮払金)500 (現金)500

→ 借方が不明だから「仮払金」を使用

3.おわりに
今回は「仮受金・仮払金」について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
内容不明の入金や、旅費などをとりあえずお金を払っておいて後で精算するということは、実務上もよくあります。
実務にも直結した処理ですので、ぜひとも覚えておいて下さい。

2013年05月30日(木)|日商3級の内容及び解説, 負債関係, 資産関係

前受金・前払金は商品の○○○がない場合に使用します

今回は「前受金・前払金」についてです。
1.前受金・前払金の概要

問題文で「○○商店から商品を仕入れた」とあった場合、
どんな状態であるかわかりますでしょうか。
商品を仕入れた場合、

商品の引渡しを受けた

状態を表します。
つまり、もう商品が手元にある状態です。
まとめますと次の通りです。

仕入:商品が手元に移った状態
売上:商品が相手の手に渡った状態

※商品が移ってない時点では、仕入・売上を計上することはできません。

これを踏まえたうえで、代金の支払いについて確認しましょう。
通常、商品の引渡しを受けてから代金を支払います。
引渡しを受けた瞬間にお金を払った場合は、

(仕入)××(現預金)××

となります。

引渡しを受けた時点でお金を払わず、一定期間経過してから払った場合は、

(買掛金)×× (現預金)××

となります。

では、ここで問題です。
引渡しを受ける「前に」支払いをした場合はどうしましょうか。

(仕入)××(現預金)×× 

この仕訳は×です。
商品の引渡しを受けるまでは仕入にすることができません。

取引としては、

「まだ商品はないけど、とりあえずお金を先に払っておくね」

という状況です。
このような状況を簿記では「前払(まえばらい)」といいます。
そして、この時に使う科目は「前払金勘定(資産)」です。

商品の引渡し前にお金を払った場合

(前払金)××(現預金)××

なお、商品を売る側は

「まだ商品は渡してないけど、とりあえず先に代金をもらった」

という状況です。
このような状況を簿記では「前受(まえうけ)」といいます。
そして、この時に使う科目は「前受金勘定(負債)」です。

商品の引渡し前にお金をもらった場合

(現預金)×× (前受金)××

なお、カンの良い方はお気づきかもしれませんが、
この「前受・前払」の状態は、前回学習した「商品券・他店商品券」と同じです。
ただ、商品券の場合には前受・前払の際に商品券という券を発行する違いがあるだけです。

前受金・前払金と商品券・他店商品券はセットで覚えると覚え易いですよ。

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・ポイント

商品引渡し前にお金を払う:前払金(他店商品券と同じ性格)
商品引渡し前にお金をもらう:前受金(商品券と同じ性格)

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2.前受金・前払金の極意

前受金・前払金の問題は、「商品の引渡しがあるか否か」に注目して下さい。
商品の引渡し前にお金を払ったりもらったりした場合には、
前受金・前払金を使用すればOKです。

例1)
A商店はB商店に商品1,000を販売することとし、代金の一部300を現金で受け取った。
なお、商品の受け渡しはまだ行っていない。

・A商店

(現金)300 (前受金)300

・B商店

(前払金)300 (現金)300

商品の引渡しを行う前にお金のやり取りがありましたので、前受金・前払金を使用します。

例2)決済
B商店はA商店から例1の商品の引渡しを受けた。
代金は、200を現金で支払い、残額は掛けとした。

・A商店

(前受金)300  (売上)1,000
(現金)200
(売掛金)500

・B商店

(仕入)1,000 (前払金)300
       (現金)200
       (買掛金)500

前受金・前払金は商品の引渡しを行うまでしか使用しません。
従って、商品の引渡しがあった場合には、前受金・前払金を直ちに逆仕訳します。
あとは、いつも通り仕訳して貸借が一致していることを確認すればOKです。

 

3.おわりに

今回は「前受金・前払金」について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
商品の引渡しをしないと仕入・売上を計上しないという点が簿記特有のものです。

一般の商取引では、契約をした時点で売上!みたいなところがありますが、
簿記上はあくまで商品を引き渡したときです。
この点はしっかりと覚えておきましょう。

2013年05月21日(火)|日商3級の内容及び解説, 負債関係, 資産関係

簿記では商品券は借金と同じ扱いをします

今回は「商品券・他店商品券」についてです。
1.商品券の概要

商品を購入する際、通常であれば購入時に代金を払います。
しかし、商品券の場合は、まず商品券の購入に代金を払い、
実際に商品を購入する際は商品券を渡しますので代金の支払いはありません。

そうしますと、商品券の購入は
「将来、商品を購入する際に代金を払わなくても良い」
という権利を購入したと言い換えることができます。
将来お金を払わなくてもいい権利ですので、これは資産になります。

一般生活でも、ビール券や食事券などで商品を購入することもあるかと
思いますので、「商品券=お金=資産」というのは分かり易いかと思います。

しかし、簿記上は1つだけ分かりにくい点があります。
それは、
商品券勘定は商品券を「発行する側」の処理
になっているということです。
商品券を発行する側は、商品券を販売してお金をもらう代わりに、
商品を販売した際はお金を受け取ることができません。

つまり、商品を販売してもお金を貰えないという義務を負っていますので、
商品券=負債
となります。
普段のイメージですと商品券は資産ですから、勘違いする方が結構いらっしゃいます。
商品券勘定は商品券を発行する側の処理だということを覚えておいて下さい。

また、商品券を購入した側については「他店商品券勘定(資産)」を使用します。
逆に覚えないようにして下さい!

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・ポイント

商品券=負債、他店商品券=資産

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2.商品券・他店商品券の極意

商品券を発行する側は「先にお金を受け取る」、
商品券を購入した側は「先にお金を支払う」状態になっていますので、
実際に商品を販売(購入)した場合には、
商品券分の代金を商品券勘定(他店商品券勘定)で仕訳すればOKです。

商品券(他店商品券)を販売(購入)した場合の処理は次のようになります。
例1)商品券の販売(購入)
A商店はB商店に1,000の商品券を販売し、代金は現金で受け取った。
・A商店
(現金)1,000 (商品券)1,000
・B商店
(他店商品券)1,000 (現金)1,000
商品券を販売した時点では、売上にはなりません。

 

例2)商品券の使用
B商店はA商店から商品300を仕入れ、代金はA商店の商品券で支払った。

・A商店
(商品券)300 (売上)300
・B商店
(仕入)300 (他店商品券)300
商品を販売(購入)した時点で初めて売上(仕入)を計上します。

 

例3)不足額がある場合
B商店はA商店から商品1,000を仕入れ、
代金はA商店の商品券700と現金300で支払った。

・A商店
(商品券)700  (売上)1,000
(現金)300

・B商店
(仕入)1,000  (他店商品券)700
           (現金)300

不足額がある場合に差額を現金で受け取って(支払って)いますので、
不足分は現金勘定を使用します。
例4)おつりがある場合
B商店はA商店から商品800を仕入れ、
代金はA商店の商品券1,000で支払い、おつりは現金で受け取った。

・A商店
(商品券)1,000 (売上)800
          (現金)200

・B商店
(仕入)800  (他店商品券)1,000
(現金)200
おつりを出した場合に差額を現金で支払って(受け取って)いますので、
おつり分は現金勘定を使用します。
商品券・他店商品券については、イメージが付き易いと思いますので、
そんなに苦戦はしないかなと思っています。

3.おわりに

今回は「商品券・他店商品券」について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
商品券が負債というのがイメージしにくいところもあるかも知れませんが、
発行者側の処理だからという理由で納得して頂けたかと思います。

ゴチャゴチャになりそうでしたら、「他店商品券=資産」をまず覚えて、
逆の勘定である商品券については負債なんだなと覚えるのもいいと思いますよ。

 

2013年05月14日(火)|日商3級の内容及び解説, 負債関係, 資産関係

未収金・未払金の仕訳問題

簿記の上達方法はなんといっても「問題を解くこと」です。
問題を解いた分だけ理解度も上がりますので、ぜひ解いて下さいね。
ただし、闇雲に解くのではなく、

内容を理解してから解く

ことを忘れないで下さい。
ですので、内容を理解していない場合には、前回のメルマガを確認してから解いて下さいね。

~問題~

1. A商店は土地1,000(勘定科目:土地)を購入し、代金は月末に支払うこととした。

2.A商店は商品300を仕入れ、代金は月末に支払うこととした。

3. A商店は商品1,000と備品1,700を販売し、代金はともに月末に受け取ることとした。

~解答~

1. A商店は土地1,000(勘定科目:土地)を購入し、代金は月末に支払うこととした。

(土地)1,000 (未払金)1,000

「商品」を購入したとないので、本業以外のものを購入したと考えます。
よって、買掛金ではなく、未払金が正解になります。

2.A商店は商品300を仕入れ、代金は月末に支払うこととした。

(仕入)300 (買掛金)300

こちらは、「商品」を販売した未払ですので買掛金が正解になります。

3. A商店は商品1,000と備品1,700を販売し、代金はともに月末に受け取ることとした。

(売掛金)1,000 (売上)1,000
(未収金)1,700 (備品)1,700

ちょっとイレギュラーな問題です。
商品と商品以外を同時に販売したケースになります。
このような場合も、特に難しいことはありません。
商品販売分は売掛金、商品以外の販売分は未収金勘定を使用しましょう。

2013年05月09日(木)|仕訳問題, 負債関係, 資産関係

未収金・未払金と売掛金・買掛金の違い決定版

今回は「未収金・未払金」についてです。

1.未収・未払の概要

未収とは「まだもらっていない」、未払とは「まだ払っていない」という意味です。
裏を返しますと、

未収:いつかもらえる
未払:いつか払う

ものとなります。
ということは、

いつかもらえる → 将来お金が入る権利 → 資産
いつか払う → 将来お金を払う義務 → 負債

と言い換えることができます。
今後、勘定科目に「未収○○」「未払○○」といったものが登場しますが、
どれが資産どれが負債なのか分類できない方が非常に多くいらっしゃいます。

その際は、これを思い出して下さい。
これで、未収・未払なんて怖くありません!

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
・ポイント

未収=資産、未払=負債

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

2.未収金・未払金の極意

未収金・未払金は、モノを売った(買った)時の
代金をまだ貰っていない(払っていない)時に計上する科目です。
仕訳としては、本来は現金預金がくる場所にこの未収金・未払金を計上します。

未収金・未払金は売掛金・買掛金と非常に間違え易い科目です。
どちらも「まだもらってない(払ってない)」ものです。
しかし、ここには明確な差があります。

それは、

本業で生じた未収金・未払金か否か?

です。
商品売買を本業としているところが、商品を販売して代金が未収だった場合には売掛金。
商品以外のものを売却して代金が未収だった場合には未収金となります。

簿記では、本業とそれ以外を明確に区別しています。
商品売買を本業としている会社が、
商品以外のものを売っても「売上とはならない」のと同じですね。

なお、試験上は「商品を販売(仕入れ)」とない限り、
本業以外のものを売った(買った)ものとして扱います。

商品以外のものは、販売(仕入)ではなく売却(購入)といった書かれ方をしますので、
最悪、そこで判断すればOKですね。

例)商品販売を本業とするA商店が、備品1,000を購入し代金は月末に支払うこととした。

(備品)1,000 (未払金)1,000

例2)備品販売を本業とするA商店が、商品(備品)1,000を仕入れ代金は月末に支払うこととした。

(仕入)1,000 (買掛金)1,000

違いは・・・大丈夫ですね!

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
・ポイント

本業で生じた未収・未払 → 売掛金・買掛金

本業以外で生じた未収・未払 → 未収金・未払金

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

3.おわりに

今回は「未収金・未払金」について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。

未収金・未払金と売掛金・買掛金の違いがわからないという方が結構いらっしゃいますが、
商品売買に該当する未収・未払か否かで判断すればOKです。
これで、売掛金・買掛金とゴチャゴチャになることはありませんね!

2013年05月08日(水)|日商3級の内容及び解説, 負債関係, 資産関係

立替金の仕訳問題

簿記の上達方法はなんといっても「問題を解くこと」です。
問題を解いた分だけ理解度も上がりますので、ぜひ解いて下さいね。
ただし、闇雲に解くのではなく、

内容を理解してから解く

ことを忘れないで下さい。
ですので、内容を理解していない場合には、該当する記事を確認してから解いて下さいね。

~問題~

1.A商店は、従業員に10,000を前貸し現金で支払った。

2.A商店は、従業員に給料70,000を支給した。なお、前貸分は控除して現金で支払った。

3.B商店は、A商店が負担すべき交通費を立て替えて支払った。

4.A商店は、上記3の交通費をB商店に支払った。

・A商店の仕訳

 

・B商店の仕訳

 

 

~解答~

1.A商店は、従業員に10,000を前貸し現金で支払った。

(立替金)10,000 (現金)10,000

2.A商店は、従業員に給料70,000を支給した。なお、前貸分は控除して現金で支払った。

(給料)70,000 (現金)60,000
        (立替金)10,000

3.B商店は、A商店が負担すべき交通費3,000を立て替えて現金で支払った。

(立替金)3,000  (現金)3,000

交通費云々とありますが、B商店からしてみますとA商店への立替えです。
したがいまして、勘定科目は交通費ではなく立替金になります。

4.A商店は、上記3の交通費をB商店に現金で支払った。

・A商店の仕訳

(交通費)3,000 (現金)3,000

立て替えてもらったお金を払いますが、A商店からしますと、交通費の支払いです。
したがいまして、勘定科目は立替金ではなく交通費となります。

・B商店の仕訳

(現金)3,000 (立替金)3,000

B商店としましては、立て替えたお金が返ってきたので、立替金という資産の減少です。
したがいまして、貸方は立替金ですね。

2013年04月20日(土)|仕訳問題, 資産関係

立替金の処理方法~プロの仕訳テクニック~

今回は「立替金」についてです。

1.立替金

一般社会でも、「これ立て替えてくれる?」などということがありますよね。
簿記でいう立替金もこれと全く同義です。
すなわち、

「とりあえず人のために払ってあげたお金」

というのが、立替金です。
これは貸付とは異なり、借用証書なども作成しません。

その代わり、

「すぐに返してね」

という意味が込められている、短期の金銭債権になります。
なお、立替金は、将来返してもらえるものですから、「資産」になります。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
・ポイント

立替金とは「ちょっとの間だけ立て替えたお金」!

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

2.立替金の極意

日商簿記3級で出てくる立替金の多くは、
「給料の前貸」です。
これは、

私「お金がないんで給料を前借させて下さい・・・」
会社「しょうがないな、次の給料で天引きするからな!」

と言った場合に起きる現象です。

ここで仕訳を確認しましょう。

例)前貸時
会社はKENの要請により、10,000を前貸し現金で手渡した。
給料日に相殺予定。

(立替金)10,000  (現金)10,000

例2)給料日
会社はKENに給料100,000から前貸分を控除して現金で支給した。

(給料)10,000  (現金)90,000
         (立替金)10,000

給料を払う場合は、「給料勘定」「給料手当勘定」などを使用します。
給料はもらうイメージが強いですが、
会社側の処理としては支払う側ですので「費用」になります。

このケースでは、前貸分があるため、その金額を控除した残額を支払います。

仕訳の順番としては、

(1)借方:給料100,000、立替金10,000
(2)差額、貸方:現金90,000

の順でやりましょう。
そして、必ず最後に貸借が一致していることを確認して下さいね。

3.おわりに

今回は「立替金」について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
立替金は、日常生活でもある話ですので、分かり易かったかなと思います。

しかし、給料関係のところだと途端にわからないという方が出てきます。
自分が会社側で立つことに違和感があるんですね。
その辺に注意して、問題を解いて頂ければよろしいかと思います!

 

2013年04月19日(金)|日商3級の内容及び解説, 資産関係

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