私は、普通科でしたが、高校3年の時に簿記の授業を選択することができました。
大学は商学部に進学することが決まっていましたので、簿記をやっておこうと思ったんですね。
1学期のテストはすごく簡単で、70点くらい取りました。
1学期と合わせて80点取れば単位が取れましたので、
70点取ってた私はあと10点取ればOKな状況でした。
そして2学期のテスト結果は・・・
4点
6点足りませんでした・・・
この後で補習を受けて、レポートを提出して何とか単位をもらいましたが、
「簿記って難しいのね・・・」と痛感しました。
そして、大学に入ってから簿記を頑張ろう!と誓ったのでした。
しかし、大学では、簿記論Ⅰ(3級より少し簡単なレベル)が必修だったのですが、
1年目・2年目と単位を落としました・・・
当時は、
商品を買ったら「商品」じゃないのか?この「仕入」ってなんだ?
って真剣に思っていましたね。
小切手とか手形とか全然わかんないし・・・
決算整理にすら辿り着けないレベルでした。
もうとにかく、前半で挫折するポイントが多すぎるんですよね。
必修でしたので、これはやらなければ!
ということで3年目は何とか頑張り単位を取りました。
そして、なぜか調子に乗ってしまった私。
簿記なんて簡単!と勝手に勘違い。
2級くらいのレベルはあるんだろうって勝手に思っていましたね。
無論、簿記論Ⅰを3年かけてようやくギリギリで単位を取った私に、
そんな力はある訳なかったんですが。。。
なんだかんだで、そのまま就職して、そして経理部に配属されました。
まぁ、なんとかなるだろうなと思いながら。.
経理部に配属された私は、
「自分は簿記がデキる!」
と勝手に勘違いしており、何かわかりませんが、変なプライドを持っていました。
ある日、仕事をしている時に先輩との話で、
私「これは収益だから借方ですね!」
先輩「は?」
「収益はお金が入ってくるんだから借方じゃないですか!」
って、なぜか上から目線で反論までして・・・
これで、私の簿記力が全然ないのが一瞬にしてバレました・・・
これを機に、「簿記の勉強をしないと!」と奮い立った私。
早速、書店に簿記の本を買いに行きました。
なぜか、2級の本を。。。
2級の本を購入した私。
商学部卒で3級の勉強してるのがバレると恥ずかしいって変なプライドがありました。
しかし、当然見てもわかる訳もなく。。。
仕方がなく、お忍びで3級の勉強をしてみようと決意しました。
ただ、3級の勉強はテキストを買ったのではなく、問題集を購入しました。
本試験風の2時間問題が10問用意された問題集で、これを繰り返し解くことにしました。
三分法もよくわからないまま解いた最初の点数は、
52点(><;
私の実力はこの程度だったんですね。
これではまずいと思い、家から徒歩30秒のところに住んでいる
友達(今や彼も税理士先生です)に簿記を教えてもらうことにしました。
学習パターンとしては、
問題を解く→わからない点があれば教えてもらう→問題を解く
の繰り返しです。
これを約2ヵ月間。
飲んで帰った日でも最低1題は2時間問題を解き続けました。
おかげで3級は92点で無事に合格!
次は2級だ~と意気込んで、また友達に教えてもらうことにしました。
しかし、最初の銀行勘定調整表で見事挫折・・・
そこから2級取得までは半年くらいかかってしまいました。
2級を取ってから、税理士試験の簿記論へ。
これがまた難しすぎて・・・挫折(何度目でしょう・・・)
簿記論合格まで3年を要することになりました。
3級で何度も挫折し、2級でも挫折し、簿記論で完膚なきまでに叩きのめされ、
私の簿記ヒストリーは挫折の繰り返しでした。
しかし、簿記論の全国模試では
4500人中9番!4800人中23番!
という成績を取るまでに至りました。
挫折だらけの私がここまでこられたのは、
諦めなかったから
です。
簿記に才能は必要ありません。
内容を理解し、諦めずに勉強を続ければ「誰でも」できます。
ただ、無駄に挫折する必要はありません。
独学ですとどうしても挫折が付いて回りますから、
師匠を見つけて無駄な挫折を回避して簿記をマスターしましょう。
最後はお説教っぽくなりましたね。。。
これで私の簿記ヒストリーは終了とさせていただきます。