税理士試験の財務諸表論は、計算半分理論半分となっています。
また、計算についてはBSやPL等の表示をメインとしており、簿記論
とは若干違った感じとなっています。
■計算の学習方法
計算については簿記論の知識があれば、あとは注記や表示
を学習するだけなので、かなり楽です。
よって、計算の学習方法は、
総合問題をひたすら解く
だけに注力しました。
個別問題は完全に無視です。
そうそう、実は私、財務諸表論は学校に行きませんでした。
模試だけ申し込んで、その問題を解くだけに注力しました。
理論の方は古いテキストを友人からもらってやってましたけどね。
なので、そもそも計算のテキストすら持っていませんでしたので、
個別問題を解く機会すらなかったのが現実です。
外販の問題集は簿記論同様に完全無視しました。
とりあえず、
・総合計算問題集 ⇒ 満点取れるまで
・実力判定模試 ⇒ 90%以上取れるまで
・直前模試 ⇒ 平均点+10点以上取れるまで
をただひたすら繰り返しました。
後半の方は、やることがなくなって、理論だけやっていましたね。
計算は、簿記論の知識があればこんなもので十分だと思います。
あと、私は仮計算表を作っていたので、実際に書くまでやらずに、
仮計算表までで採点していました。
そうすると、1題1時間もあれば終わるので効率が良かったと思います。
■理論の学習方法
理論は、大原の要点チェックノートという、左ページだけを収録した、
小さなテキストみたいなのがあったので、それを丸暗記しました。
特に、会計公準論や一般原則には注力しましたね。
あのあたりをやっておくと全体がわかるようになるので、おススメです。
正直、そこだけしっかりマスターしていれば、あとは何とかなるかなと。
最終的には、理論テキストの内容をほぼ全て暗記しました。
もちろん、税法のような暗記ではなく、内容が合っていればOK程度でしたが、
それでも、かなりの時間を要しました。
財務諸表論の理論をここまで覚えた人はいないんじゃないかな位まで
覚えたような気がしますね。
お陰で、税法の暗記もそこまで苦になりませんでした。
これは勝手な考えですが、財務諸表論の理論暗記をちゃんとやらずに
受かってしまった方は、税法で苦戦しているような気がします。
もちろん、全部覚えるだけではアウトプットができていませんので、
この時点ではまだ足りません。ある程度覚えたら、どんどんアウトプット
をする練習をした方がいいと思います。
ただし、私がやっていたアウトプットは、模試を解いただけです。
理論問題集的なものは開いたこともありません。
全体像が理解できていれば、そう苦労しないのかなと思います。
■財務諸表論の学習時間
・授業 ⇒ 0時間(笑)
・模試解き(計算) ⇒ 150時間程度
・理論暗記 ⇒ 500時間程度
・模試解き(理論) ⇒ 10時間程度
合計すると、660時間程度でしょうか。
理論暗記は細切れの時間をかなり使っていたので、正確にはわかりません。
ただ、500ページのテキストをほぼ丸暗記しましたので、この位はかかってい
ると思いますね。
よく、簿記論・財務諸表論はセットで1.5科目分と言われていますが、
それは計算だけの話であって、理論を含めたら普通に2科目分のボ
リュームがあると思います。
私は理論をやり過ぎた傾向にあるかも知れませんが、税法暗記の準備という
ことで、この位はやってもいいのではないでしょうか。
参考)
税理士試験財務諸表論の学習方法&必勝(!?)法
税法暗記の決定版!?官報に載る暗記術 税法暗記の決定版!?官報に載る暗記術
税理士官報合格者による税理士試験攻略法 税理士官報合格者による税理士試験攻略法
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