1.レベル
日商簿記検定は、日本商工会議所及び各地商工会議所が実施する
検定試験であり、1級から4級までの区分があります。

通常、初めて簿記を学習される方は3級から受験するのが一般的であり、
4級についてはおまけ的な存在となっています。
日商検定は社会的認知度が非常に高く、所持している級によってある程度スキルを証明することができます。

各級の、実務の観点から見たレベル及び合格までに最低でも掛かるであろう学習時間は次の通りです。

 レベル               最低学習時間
1級    簿記の知識は問題なし      400時間
2級    一通り簿記の知識がある     150時間
3級     全くの初心者ではない          50時間

経理事務員であれば3級、中規模以上の企業における経理部員であれば2級、
大規模の企業における経理部員であれば1級といったところでしょうか。

個人的には、職業的経理人になるのであれば、最低2級レベルは必要と考えています。
あとは、実務をしながらスキルアップしていくイメージでしょうか。
実際、上場会社の経理マンであっても1級まで取得している人はあまりいません。

ですので、職業的経理人を目指すのであれば、とりあえずの目標として2級合格を視野に入れておいて頂ければいいと思います。

2.受験料

受験料は以下の通りです(税込)。

1級……¥7,500
2級……¥4,500
3級……¥2,500

3.試験の実施時期

全国統一日程で年に3回(6月、11月、2月)実施されます。
ただし、2月は2級以下のみの実施となります。

申込みは各地商工会議所で受け付けていますが、
その日程や申込み方法は統一されていません。

概ねですが、試験日の1ヶ月前位までを申込み期間としているところが多いようです。
なお、詳細は商工会議所のホームページをご確認下さい。

検定試験のご案内(商工会議所)
http://www.kentei.ne.jp/guide/

 

4.試験科目及び合否

1級 商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算 

70点以上で合格ですが、4科目(各25点満点)のうち1科目でも10点未満の場合は不合格となります。

2級 商業簿記・工業簿記 

70点以上で合格となります。
なお、配点は商業簿記60点、工業簿記40点です。
また、1級と違って足切りはありません。

3級 商業簿記

70点以上で合格となります。

試験時間は、2級と3級は120分、1級は商業・会計で90分、工業・原計で90分となります。

3級は商業簿記だけですが、2級から工業簿記が加わります。
なお1級では、さらに会計学・原価計算が加わりますが、会計学は商業簿記、
原価計算は工業簿記に付随するものですので、
イメージとしては1級も商業簿記と工業簿記の2科目だと考えて頂いて問題ありません。

また、各級とも科目合格制度はありません。