簿記の上達方法はなんといっても「問題を解くこと」です。
問題を解いた分だけ理解度も上がりますので、ぜひ解いて下さいね。
ただし、闇雲に解くのではなく、
内容を理解してから解く
ことを忘れないで下さい。
ですので、内容を理解していない場合には、該当する記事を確認してから解いて下さいね。
~問題~
A商店は、B商店への買掛金2,000を支払うため、
かねてから売掛金(1,500)のあるC商店の引受を得て
為替手形を振出し、残額は小切手で支払った。
・A商店の仕訳
・B商店の仕訳
・C商店の仕訳
~解答~
A商店は、B商店への買掛金2,000を支払うため、
かねてから売掛金(1,500)のあるC商店の引受を得て
為替手形を振出し、残額は小切手で支払った。
・A商店の仕訳
(買掛金)2,000 (売掛金)1,500
(当座預金)500
まず、引受を得た分を売掛金の減少として貸方に。
そして、残額500は小切手払いですので、当座預金の減少となります。
・B商店の仕訳
(受取手形)1,500 (売掛金)2,000
(現金) 500
為替手形だろうと約束手形だろうと手形を受取れば「受取手形」です。
そして、受取った他人振出小切手は「現金」でしたね。
・C商店の仕訳
(買掛金)1,500 (支払手形)1,500
A商店の買掛金をチャラにしてもらう代わりに、B商店に対して手形債務を負います。
名宛人の処理はいつも「買掛金/支払手形」の処理となりますので、
まずは仕訳から覚えてしまうのもアリですね。