簿記の上達方法はなんといっても「問題を解くこと」です。
問題を解いた分だけ理解度も上がりますので、ぜひ解いて下さいね。
ただし、闇雲に解くのではなく、

内容を理解してから解く

ことを忘れないで下さい。
ですので、内容を理解していない場合には、該当する記事を確認してから解いて下さいね。

~問題~

1.【約束手形】
A商店はB商店から商品1,300を仕入れ、代金はA商店振出の約束手形で支払った。

・A商店の仕訳

・B商店の仕訳

2. 【為替手形】
A商店はB商店から商品1,300を仕入れ、代金はA商店振出、C商店引受けの為替手形で支払った。

・A商店の仕訳

・B商店の仕訳

・C商店の仕訳

3.【裏書・難題】
A商店は、B商店から商品1,300を仕入れ、代金は以前に受け取ったC商店振出、
B商店を名宛人とする為替手形を裏書譲渡して支払った。

・A商店

・B商店

・C商店

4.【割引】
B商店はA商店から受け取った為替手形1,300を割引に付し、
割引料50を控除した金額を当座預金に預け入れた。

~解答~

1.【約束手形】
A商店はB商店から商品1,300を仕入れ、代金はA商店振出の約束手形で支払った。

・A商店の仕訳

(仕入)1,300 (支払手形)1,300

約束手形の場合、「振出人=支払う人」です。

・B商店の仕訳

(受取手形)1,300 (売上)1,300

手形を受け取れば「受取手形」ですね。

2. 【為替手形】
A商店はB商店から商品1,300を仕入れ、代金はA商店振出、C商店引受けの為替手形で支払った。

・A商店の仕訳

(仕入)1,300 (売掛金)1,300

為替手形の場合、振出人は名宛人に支払いをチェンジします。
その代わり、支払人に対する債権(この場合は売掛金)を免除します。

・B商店の仕訳

(受取手形)1,300 (売上)1,300

約束手形でも為替手形でも、「受取人=受取手形」です。

・C商店の仕訳

(買掛金)1,300 (支払手形)1,300

名宛人は、債務(この場合は買掛金)を免除してもらう代わりに、手形債務を負います。

3.【裏書・難題】
A商店は、B商店から商品1,300を仕入れ、代金は以前に受け取ったC商店振出、
B商店を名宛人とする為替手形を裏書譲渡して支払った。

・A商店

(仕入)1,300 (受取手形)1,300

約束手形でも為替手形でも、受け取った手形を裏書したのですから、貸方は「受取手形」となります。

・B商店

(支払手形)1,300 (売上)1,300

ここで多分、引っかかったのではないでしょうか。
B商店は自己が名宛人の手形を受け取っています。

自己が名宛人ということは、「支払手形」として処理していたものです。
これを受け取ったということは、「もう誰にもお金を払わなくていい」ことになります。

そうしますと、支払手形という債務は消滅することになります。
そのため、借方が「支払手形」となります。

・C商店

(仕訳なし)

C商店は為替手形を振り出した時点では仕訳がありますが、
その後、その手形が譲渡された云々では、何らの処理も生じません。

C商店の知らないところで、手形が行き来していただけです。
従いまして、答えは「仕訳なし」となります。

4.【割引】
B商店はA商店から受け取った為替手形1,300を割引に付し、
割引料50を控除した金額を当座預金に預け入れた。

(当座預金)1,250 (受取手形)1,300
(手形売却損)50

約束手形でも為替手形でも、割引をした場合の仕訳はこれだけです。
当座預金勘定の金額は、貸借差額で出すようにしましょう。