今回は「立替金」についてです。

1.立替金

一般社会でも、「これ立て替えてくれる?」などということがありますよね。
簿記でいう立替金もこれと全く同義です。
すなわち、

「とりあえず人のために払ってあげたお金」

というのが、立替金です。
これは貸付とは異なり、借用証書なども作成しません。

その代わり、

「すぐに返してね」

という意味が込められている、短期の金銭債権になります。
なお、立替金は、将来返してもらえるものですから、「資産」になります。

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・ポイント

立替金とは「ちょっとの間だけ立て替えたお金」!

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2.立替金の極意

日商簿記3級で出てくる立替金の多くは、
「給料の前貸」です。
これは、

私「お金がないんで給料を前借させて下さい・・・」
会社「しょうがないな、次の給料で天引きするからな!」

と言った場合に起きる現象です。

ここで仕訳を確認しましょう。

例)前貸時
会社はKENの要請により、10,000を前貸し現金で手渡した。
給料日に相殺予定。

(立替金)10,000  (現金)10,000

例2)給料日
会社はKENに給料100,000から前貸分を控除して現金で支給した。

(給料)10,000  (現金)90,000
         (立替金)10,000

給料を払う場合は、「給料勘定」「給料手当勘定」などを使用します。
給料はもらうイメージが強いですが、
会社側の処理としては支払う側ですので「費用」になります。

このケースでは、前貸分があるため、その金額を控除した残額を支払います。

仕訳の順番としては、

(1)借方:給料100,000、立替金10,000
(2)差額、貸方:現金90,000

の順でやりましょう。
そして、必ず最後に貸借が一致していることを確認して下さいね。

3.おわりに

今回は「立替金」について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
立替金は、日常生活でもある話ですので、分かり易かったかなと思います。

しかし、給料関係のところだと途端にわからないという方が出てきます。
自分が会社側で立つことに違和感があるんですね。
その辺に注意して、問題を解いて頂ければよろしいかと思います!