今、歯の治療をしています。
治療と言っても、以前に入れた歯を入れ直す作業です。
今まで銀歯だったものを、セラミックの歯に変更することにしました。
銀歯は保険が適用できますので、1本3,000円くらいです。
しかし、セラミックは保険が適用できません。
さらに素材も高くなって、なんだかんだで1本50,000円くらいします。
それでも、私が行っている歯医者さんは良心的で、他では1本10万円とか普通にします。
保険が適用されない治療(自由診療と言います)は、
歯医者ごとに値段を決めることができるので、かなりバラツキがあるんですね。
と、会計に全然関係のないお話となってしまいましたので、
ここで強引に会計とリンクさせて行こうと思います。
資産を購入し、それに対して修理をした場合の取り扱いです。
通常、修理は「修繕費」という科目で処理をします。
つまり、費用として計上します。
しかし、この修理が部品の交換だったとして、
いつもの部品に替えた場合は修繕費で問題ありませんが、
高性能の部品に交換した場合にはそうはいきません。
修繕とは、
元の状態に戻すこと
を目的にしています。
しかし、高性能部品に替えた場合には、
元の状態よりよくなっている
ことになるため、「新たな資産の取得」として考えます。
つまり、費用としてではなく「資産」として計上することになります。
ここで歯の話題に戻ります。
今回、私は銀歯を交換しました。
この場合、
銀歯に交換 → 修繕費
セラミックに交換 → 資産
という取扱いになります。
銀歯を銀歯に交換しただけなら修繕費です。
しかし、銀歯をセラミックに交換していますので、これは資産の取得になります。
なお、セラミックをセラミックに交換したら、これは修繕ということになります。
高性能部品に替えている訳ではありませんからね。
このように、修理に要した費用を資産として計上することを「資本的支出」と言います。
資本的支出は、2級で学習しますが、このお話を覚えておけば問題なしです!
ぜひ、頭の片隅にでも入れておいて下さいね。