1.消費税法の概要

プチ税法と言われていた消費税法ですが、最近はボリューム・難易度共に増してきたため、
国税「四法」と、国税三法レベルで扱われることもあるようです。

実際、僕が受験した科目で一番不合格になった科目でもあります。
僕は消費税法にはまりまくり、4回目の受験で何とか合格することができました。

ただ、これは私の相性が悪かっただけ(?)であり、一般的には合格し易い科目だと思います。
なぜなら、受験者が圧倒的に多いからです。
簿記論・財務諸表論に続く受験者数で、今は1万人以上が受験しています。
そのうち13%ほど合格しますので、1,300人近くが合格できる試験です。

ですが、元プチ税法ということで、ある程度のレベルになるまでにはそこまで苦労しません。
ですので、初学者とそうでない人の差が付きにくい試験とも言えます。
一発で受かる人も結構いますし、僕のように3回落ちる人もいる。
消費税法はそんな試験だと思います。

ただ、内容的には実務でも使うものばかりですので、
知識として持つことは強くおススメします。
ひとまず、何の税法をやろうか迷ったら、消費税法を学習されることをおススメします。

2.消費税法の学習方法&必勝法

■計算

消費税法は、「課税されるかされないか?」が全てと言っても過言ではありません
従って、テキストNO.1と2は非常に大切になります。
これを完璧にしておけば、何とかなるような試験だと思います。

あとは、

・簡易課税
・国等の特例
・合併中間

と言った、原則課税にはない論点を学習しておけば、問題ありません。
どれも、そこまで難しい論点ではないので、計算は必ず仕上げて本試験に望みましょう。
前回の試験で簡易(国等)が出たから今回は出ないな・・・ということで切る方もいるようですが、
そこまで大変な論点ではありませんので、切らずにやることをおススメします。
切ったところが出ると、1年間を棒に振ることになりますから。。。

ちなみに、私は大原でしたので「仮計算表」を使用していました。
財務諸表論よりも簡単に作れますので、手間もかからず、
当然ケアレスミスも減りますのでおススメします。

仮計算表さえあれば、5点は伸びるんじゃないでしょうかね。
TACに通っていた友人も、僕が仮計算表を使っているのを見て、仮計算表を導入し、
見事に合格を手に入れていましたよ。

計算を終わらせる10分前位から、仮計算表を答案に写しこんでいきましょう。

■理論

消費税法の理論は覚えにくい!という声を結構聞きました。
確かに、法人税法に比べますと覚えにくい気がしますが、
固定資産税や相続税と比べますと全然覚えやすいと思いました。
人によって違うのでしょうね。

消費税法は、税額控除関係と納税義務者関係が重いため、
ここにかなり力を注いでいました。
直前期は、どちらも毎日1周回していました。

税額控除関係と納税義務者関係は他規定ともリンクしますので、
どんな角度から聞かれても答えられるように他規定との関係を理解しておきましょう。
個人的には、マインドマップに書くのがいいと思います

また、申告関係は基本的にリンクしないため、正直、あまり重要ではないとは思うのですが、
消費税法は全体量が少ないため、覚えるしかないと思います。
結構覚えにくいところが多いので、やってられませんが、仕方がないですね。

消費税法は応用理論がとにかく難しいと評判でしたが、正にその通りでした。
ただ、聞かれる切り口は似通ったものが多いので、過去問を中心に応用理論の練習をしましょう。
個別理論はとっとと覚えてしまって、応用理論を詰めていく学習法をおススメします。

40数題の理論なんて、法人税法と比べたら楽勝ですよ!

■時間配分

計算:60分~70分
理論:50分~60分

順番:理論⇒計算

消費税法も他の税法と同じで、理論よりも計算に時間をかけるべきだと思います。
満点勝負の計算ではありませんので、理論をカッチリ固めてから、計算に移った方がいいと思います。

中には、理論を1題解いて計算やってまた理論・・・という方もいるようですが、
僕は理論なら理論、計算なら計算をやりたいタイプでしたので、理論⇒計算でやりました。
この辺は好みで問題ないと思います。

ちなみに、私が合格した時は理論に80分かけました^^;
かけたと言うよりも、量が多過ぎてかけざるを得なかった・・・

最初、1時間だけ書いて計算を解き、計算を40分で終わらせてまた理論を書きました。
いきなり1時間20分かけてはいけませんが、計算さえ終われば、理論に戻ってもいいと思います。

僕が合格した回は異常だったということで、あまり参考にはなりませんが、
そんな時もあったんだなぁ位に覚えておいてくれると幸いです。

合格時の自己採点と専門学校予想

理論:37点
計算:38点
合計:75点

専門学校

ボーダーライン:72点
合格確実ライン:86点

理論は解釈の難しい問題で、答えが専門学校で割れた問題でした。
結果的に、僕の答えで合っていたようで、何よりです。
ちなみに、分量が相当多かったのでそこそこ省略して書きましたが、
内容的には全て書けていたと思います。

よって、理論の採点は下手したら満点、悪くても37点位かなといったところでした。
ちゃんと書けていたはずなので、40点以上あったかも知れませんね。

計算は1つ間違えただけで、あとは連動して減点減点コース。
ですので、実質的には満点に近かったと思います。

そう考えますと、計算も理論も40点オーバーで80点オーバーだったかも知れませんね。
合格確実ラインに近い点数だった可能性も否定できません。

僕の友人も同時に受けていて、同じくらいの点数で残念でしたので、
80点位がボーダーラインだったかも知れません。

参考)
税理士試験消費税法の学習方法と学習時間など
税法暗記の決定版!?官報に載る暗記術
税理士官報合格者による税理士試験攻略法
簿財に苦戦するようじゃ税法は無理!は本当か?
税理士試験関係記事一覧