こんにちは、KENです。

今回は「有価証券1」についてです。

1.有価証券の概要

お金を国や企業に投資すると、投資したことを証明する券を受け取ります。
この券を持っていることで、各種の特典を受けることが可能になります。
したがって、この券自体が価値を有することになります。

そして、これを簿記では「価値がある券を有する」ということで、有価証券と呼びます。
有価証券には次の2種類があります。

(1)株式
(2)債券(国債、地方債、社債)

どちらの場合も日商3級では「売買目的有価証券(資産)」勘定を使用します。

また、有価証券を取得する場合には、証券会社の手数料が掛かります。
この手数料の取り扱いは・・・大丈夫ですよね?

売買目的有価証券の取得価額=購入価格+付随費用

仕入や固定資産を取得した場合の付随費用の扱いと同じです。
基本的に「購入時の付随費用は、取得価額に入れる!」って押さえておけばOKですね。

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・ポイント

売買目的有価証券の取得価額=購入価格+付随費用

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2.有価証券の計算方法

有価証券の購入価格は、「購入単価×数量」で計算をします。
購入単価は、株式の場合「1株あたり」、債券の場合「1口あたり」を指します。
単価は必ず問題文に与えられますので、チェックしましょう。

そして、単価に数量を掛けたものが購入価格となります。
この購入価格に付随費用を足したものが、取得価額となります。。

例1)株式の取得
A商店は、E社の株式を1株あたり30で100株購入し、証券会社への手数料150とともに現金で支払った。

(売買目的有価証券)3,150  (当座預金)3,150

取得価額=@30×100株+150=3,150

例2)債券の取得
A商店は、額面10,000のE社社債(額面1口あたり100)を1口あたり98で購入し、証券会社への手数料840とともに現金で支払った。

(売買目的有価証券)10,640  (当座預金)10,640

取得価額=@98×10,000÷100+840=10,640

債券の場合、上記例題のような出題のされ方をします。
御覧の通り、問題文から直接、数量を把握することができません。

そこで、額面10,000の債券で、1口あたり100という情報から、数量を計算します。
10,000÷100=100口購入したことがわかります。
そうしましたら、単価×数量で、98×100=9,800が購入価格となります。
ちょっと面倒ですね。

ここでちょっとしたテクニック。
債券の1口は100が基本です。
そして、この100をいくらで購入したかということになります。

先ほどの例ですと、額面10,000を98で購入していますので、次の算式を使います。

10,000×98%=9,800

先ほどの98×10,000÷100を展開して、上記算式になります。
展開して10,000×98÷100として「98÷100」を98%にしただけですね。

なお、98%は、「×0.98」としてもいいですが、電卓に「%」ボタンがあれば、
「%」を押した方が確実です
この機能は結構使いますので、これを機に電卓を購入してもいいかもですね^^

債券では、このテクニックを多用しますので、余裕のある方は覚えておいて下さい。

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・ポイント

債券の購入価格=額面総額×1口単価×「%」

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3.おわりに

今回は「有価証券1」について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
債券のところは、苦手な方が多い項目です。
ですので、今回はここまでにして、次回続きを見ていきましょう。