1.勘定科目とは

八百屋さんが販売用の野菜を購入してくる際、
大根もあればキャベツもあるし、ナスだってある訳です。

その都度、「大根・キャベツ・ナス」などと分けて書くのはかなり面倒ですよね。
そこで、簿記ではある程度くくりを設けています。
このくくりを「勘定科目」と言います。

今回の例で、八百屋さんが販売用の大根・キャベツ・ナスを買ってきたとした場合には、
「商品」という勘定科目を使用します。

また、お金については「現金」という勘定科目を使用します。
これから、たくさん勘定科目を覚えることになりますので、楽しみにしていて下さい。

2.仕訳のルール

さて、ここで仕訳の書き方についてみていきましょう。
仕訳のルールは次のようにやっていきます。

・取引を5大要素に従って分類
・借方と貸方に「勘定科目・金額」を付与

これを、先ほどの例題でやってみましょう。

例)八百屋さんが販売用の大根・キャベツ・ナスを合計100円で購入し、代金は現金で支払った。
 

さぁ、早速、仕訳をしていきましょう。
仕訳の手順としましては、

① 勘定科目を決定
② 勘定科目のHPに準じて、借方又は貸方に振り分け
③ 金額を付与

以上になります。
あともう1つルールがあります。

それは、

「借方合計金額と貸方合計金額が一致していなければならない」

ということです。
これを会計用語で「貸借一致」と言います。

この手順で仕訳をすると、次のようになります。

①勘定科目を決定

販売用の大根・キャベツ・ナス → 商品勘定(資産→売ればお金になるもの)
現金 → 現金勘定(資産)

②勘定科目のHPに準じて、借方又は貸方に振り分け

商品を購入 → 資産の増加(借方)
現金で支払い → 資産の減少(貸方)

※HPと増減の関係に自信がない場合には、コチラをご参照ください。
借方・貸方と資産・負債・資本・費用・収益の増減

③金額を付与

商品 → 100
現金 → 100

(解答)

(商品) 100 (現金) 100

また、仕訳は「一取引一仕訳」がルールです。
1つの取引であれば1つの仕訳にします。

この場合ですと、大根・キャベツ・ナスを同時に買っていますので、
ひとまとめにして「商品」としてしまえばOKですが、
大根を買った翌日にキャベツを買ったのであれば、これは分けて仕訳しないといけません。

それともう1つ。

1つの仕訳の中に同じ勘定科目がある場合にはこれを相殺して記帳

します。
借方と貸方それぞれに同じ科目があった場合も同様ですよ。

例えば、このような仕訳でしたら、

(商品) 100 (現金) 100
(現金) 30 (商品) 30
      

このように相殺します

(商品) 70 (現金) 70

なお、仕訳の書き方は自由ですが、次のいずれかの書き方をする方が多いです。
このブログでは、上記のように仕訳を表記していきます。
ご了承ください。

(商品)100  (現金)100
       or
商品 100 / 現金 100

また、日付を入れることもありますが、
基本的には上記をもって仕訳と呼びますので、この形を覚えておいて下さい。

 なお、簿記では仕訳をすることを

「仕訳を切る」

と言いますので、こちらも覚えておきましょう。