こんにちは、KENです。

今回は「伝票会計2」についてです。

1.5伝票制

3伝票制では「入金伝票・出金伝票・振替伝票」を使用しました。
5伝票制では、これに加えて「売上伝票・仕入伝票」の2つを使用します。

売上伝票・仕入伝票の特徴は、

必ず掛取引で行う

ことにあります。
つまり、売上・仕入が発生した場合には、

売掛金×× 売上××
仕入×× 買掛金××

という仕訳が切られることになります。
売上も仕入も、ほとんどが掛取引で行われることから、掛取引にしています。

例1)
A商店はB商店に商品1,000を売上げ、代金は掛とした。

(売上伝票)
売掛金 1,000

掛取引でなかった場合にも、掛として仕訳をします。
その場合は、いったん売上・仕入伝票を起票して、振替を行うことになります。

例2)
A商店はC商店から商品1,600を仕入れ、代金は600を現金で支払い、残額はA商店振出の約束手形で支払った。

(仕入伝票)
買掛金 1,600

(出金伝票)
買掛金 600

(振替伝票)
買掛金1,000 支払手形1,000

順序としては、

(1)売上・仕入伝票
(2)入出金伝票
(3)振替伝票

となります。
この場合、仕入が行われていますので、まずは仕入伝票を起票します。

(仕入)1,600 (買掛金)1,600

次に、600を現金で支払っていますので、出金伝票を起票します。
その際の相手勘定は、仕入ではなく買掛金になります。

(買掛金)600 (現金)600

そして、最後に残りを振替伝票で起票します。

(買掛金)1,000 (支払手形)1,000

起票をしたら、正しい仕訳と検算します。

・正しい仕訳

(仕入)1,600  (現 金) 600
        (支払手形)1,000

起票した仕訳

(仕入)1,600 (買掛金)1,600   
(買掛金)600 (現金)600     
(買掛金)1,000 (支払手形)1,000 

借方の買掛金600・1,000と、貸方の買掛金1,600を相殺すると、正しい仕訳と一致します
これで検算終了となります。

伝票会計の場合、検算することを忘れないで下さい
また、「伝票→仕訳」、「仕訳→伝票」のどちらでもできるようにしておきましょう。

2.おわりに

今回は「伝票会計2」について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
3伝票は得意だけど、5伝票は苦手という方がいます。
起票の順番さえ間違えなければ大した差はありませんので、しっかりと覚えましょう。