こんにちは、KENです。

今回は「これまでの概要」についてです。
1.これまでの概要

今回は、ここまでで学習したことをおさらいしましょう。
最初は、そもそも仕訳とはというお話から始まりました。
そのあとは、
・商品売買
・資産項目
・負債項目
・伝票
・棚卸資産の計算方法
といった順で学習してきました。
巷で販売されている教科書と同じような流れですね。
この順で学習することはとてもいいと思います。

しかし、これらの項目は簿記という大きなくくりで見ますとあくまで「点」です。
点にこだわり過ぎるあまりに全体がわからなくならないようにして下さい
各項目を学習する際は、常に自分が何をやっているのかを認識しましょう。

例えば商品売買ですと、仕入・売上と出ます。
これはP/L項目になります。
仕入→商品を買った→資本の減少→費用
売上→商品を売った→資本の増加→収益
学習している項目が、資産・負債・資本・収益・費用のどれなのかを認識しましょう。
これがわかっていないと、P/LもB/Sも作ることはできません。
簿記の最終目的は、P/LとB/Sを作成することといっても過言ではありません。
P/Lで当期の利益を計算し、B/Sは当期の収益・費用にならなかったものを集めたものです。
つまり、B/Sは翌期以降のP/L計算を行うために必要なものになります。
長い目で見ますと、当期だけの結果であるP/Lよりも将来を見据えているB/Sの方が大事と言えます。
B/Sは、一番最初は「現金と資本金」しか基本的にありません。
ここから、商品を買ったりすることで現金以外の資産が増えます。
借金をしたりすることにより負債が増えます。
そして、利益を出したりすることで資本が増えます
こういった関係を、簿記2級程度くらいまでの方はほとんどわかっていません
ですので、ちょっと変わった問題の出され方をすると解けなくなってしまうのです。
例えば、第107回の日商2級検定では、合格率がわずか5.7%でした。
しかし、問題のレベルとしては普段のレベルと特に変わらない問題でした。
何が違ったのかと言いますと、問題の聞かれ方が違っただけの話です。
点の学習をしていると、こういった場合に対応できなくなります。
点ではなく全体を見ながら学習していれば、いつも通りの実力が出せる問題でした。

こういったことにならないよう、資産・負債・資本・収益・費用とは
どういったものなのかを今一度確認しておいて下さい。
そうすることで、学習している項目の理解度がグンと上がります。
・資産(B/S項目)
お金と将来お金になるもの(売掛金等)、売ればお金になるもの(有価証券等)
これと、今後学習しますが、将来費用になるものも資産になります。
・負債(B/S項目)
借金と将来収益になるもの
・資本(B/S項目)
最初に元入れしたお金と利益の累計額
・収益(P/L項目)
当期における資本の増加要因
・費用(P/L項目)
当期における資本の減少要因
学習している項目が、資産・負債・資本・収益・費用のどれに該当
するかを確認しながら学習すると効果的ですよ^^
2.おわりに

今回は「これまでの概要」について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
おそらく、点の学習をしていた方が多かったと思います。
これを機会に、ぜひ全体を把握しながら学習するようにしてみて下さい。
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