今回は「商品の決算整理4」についてです。

1.商品の決算整理まとめ

今回は商品の決算整理について、まとめをしていきます。
商品売買は簿記をやっていく上で避けては通れない道ですので、
ここでしっかりと基礎をマスターして下さい。

商品売買をつきつめますと、次のようになります。

商品売買でいくら儲かったか?

商品販売によって、どの位の利益が出たかが知りたい訳ですね。
利益の計算式は「収益-費用」ですので、収益と費用がわかれば利益がわかります。
そうしますと、

収益=売上
費用=売上原価(売った商品の買った値段)

を出せばいいことになります。

売上の方は、P/Lの売上とイコールですので調整はいりません。
調整が必要なのは、売上原価の方になります。
売上原価の算定式は次の通りです。

売上原価=当期商品仕入高+期首商品棚卸高-期末商品棚卸高

通常はこの売上原価を「仕入」勘定を使用して算定します。
決算整理前は、仕入勘定には当期商品仕入高しかありませんので、
期首商品棚卸高を足して期末商品棚卸高を控除する仕訳を知れます。

その仕訳が、

(仕入)××(繰越商品)××
(繰越商品)××(仕入)××

という仕訳で、「し・くり・くり・し」という仕訳です。
「し・くり・くり・し」は、仕入勘定で売上原価を表示する仕訳になります。

なお、売上原価勘定を使用する場合は、

(売上原価)××(繰越商品)××
(繰越商品)××(売上原価)××
(売上原価)××(仕入)××

という仕訳になり、「うり・くり・くり・うり」に「うり・し」の仕訳が付きます。
こちらは苦手な方がいらっしゃいますが、売上原価を算定するためにはどんな
仕訳をすればいいかを考えれば間違えにくくなりますので、しっかりと押さえましょう。

2.試算表の読み方

試算表は、決算整理前と整理後で内容が異なります。

・決算整理前

仕入:当期商品仕入高
繰越商品:期首商品

・決算整理後

仕入:売上原価
繰越商品:期末商品

理由は、上記1でお話ししたとおりですね。
これはとても大事なことですので、理解しておいて下さい。

例)
商品について決算整理仕訳を行う。

期首商品棚卸高:10,300
期末商品棚卸高:8,300
当期商品仕入高:41,500

・決算整理前

仕入:41,500
繰越商品:10,300

・決算整理後

仕入:43,500
繰越商品:8,300

仕訳をして、整理前の金額+仕訳=整理後とならなければ何か間違っています
問題をパッと見た瞬間に、整理後の金額は把握しておくようにしましょう。
そうすることで、正確な検算を行うことができますよ。

4.おわりに

今回は「商品の決算整理4」について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
商品の決算整理でごちゃごちゃになっていたところがクリアにりましたでしょうか。
商品売買は大事な大事な項目です。
何度も何度も読み返して理解するよう努めて下さいね。