税理士試験の受験生は口を揃えてこう言います。

「簿財はいけても税法はキツい」

これ、何でなんでしょうね。
ちなみに、私は別にそうは感じませんでした。
たしかに法人税法の量は凄まじかったですが・・・

こう言われる原因は恐らく理論だと思います。
税法は、理論集一冊を基本的に丸暗記します。
これがキツくてヤメてしまう方も多いとか・・・

ただ、個人的には財務諸表論の理論の方がキツかったです。
税法はある程度話に流れがあるんですが、財務諸表論は個別
理論をずっと覚え続けるので流れが感じられないんですね。

もちろん、財務諸表論は一語一句ではないので、そういった意味
では楽ですが、暗記量を考えますと法人税法クラスだと思います。

ということで、簿財を勝ち上がった戦士達が、口を揃えて税法は
キツいと言っているのが個人的にはよく理解できません。
もちろん、

■簿財をクリアした人達の中で戦うからレベルが高い

ということも考えられないことはないと思います。
しかし、働きアリだけを集めると何割かは働かなくなるのと同じで、
結果としてレベルというのはそんなに変わらないのかなと思います。

事実、プチ税法では初学者がポンポン受かっていたりします。
それも1月開講とかの速習クラスで。

ですので、特に税法だから簿財より大変という話でもないでしょう。
となると、これが原因かなと。

■モチベーションダウン

大体、最初は簿財を受けます。
最初ですので、モチベーションはかなり高いですよね。
そして簿財に合格。

・でも、まだ3科目(法人所得含む・・・)もある・・・
・一字一句の暗記はキツい・・・
・何でみんなこんなにできるんだろう・・・

と言ったような現象が起きてしまい、モチベーションが下がっていきます。
事実、私もかなりモチベーションが下がった時期がありました。

そうすると、何かのせいにしたくなるのが人の性ですので、
結局ところ、「税法はキツい」みたいな話になるのかなと思います。

たしかに税法はキツいですけど、簿財だって十分キツいです。
特殊商品売買とか全く解けなかった頃の記憶が蘇ってきませんか?

・簿記論よりも難しい計算問題を出す税法はありません
・税務諸表論の理論は法人税法に匹敵します

つまり、簿財クリアの力があれば税法クリアの力は備わっています。
キツいのは当然ですが、それを理由に逃げてはダメなんですね。
キツさを楽しむ位の気持ちで、税法に挑んでみてはいかがでしょうか。