そろそろ確定申告も終わり、税理士受験生の方にとっては、
ここから追いこみの時期ですね。

4月からは実力判定模試的なものも始まると思います。
今まであまりできていなかった理論暗記を、
これからひたすらやっていくことになることでしょう。

さて、私はどちらかと言うと計算よりも理論好きでした。
計算は色々なケースがあるけど、理論は覚えちゃえばいいから
楽だって思っていたんですね。

この考え方が良いのか悪いのかはわかりませんが、
税理士試験受験生にとって理論暗記は鬼門だと思います。

そんな税理士試験の理論暗記が比較的好きだった私は、
答練ではこんな感じの成績でした。

・計算 ⇒ 平均点か平均点+1.2くらい
・理論 ⇒ 平均点+5点~10点以上

理論はベタ書きがでた時などは差が付かないのですが、
試験では当然ベタ書きは出ません(固定資産税とかは出ますが)ので、
常に5~10点リードを取れていたということになります。

これに対して計算は平均点位でしたが、
トータルで平均点+5~10点ある訳ですので、
この時点で合格ラインに乗ります

つまり、理論を制するものは税理士試験を制すると言っても
過言ではないのではないかと思っています。

もちろん、選択科目にもよるでしょうが、
法人税法・所得税法・相続税法と言った、
理論が重い科目であればあるほど、理論で差が出ます

したがって、これらの科目であれば理論さえ暗記してしまえば、
合格は目前と言っても良いのではないでしょうか。

そうは言っても理論暗記辛い・・・

と思われるかも知れませんが、何年も受験する方が辛いです(笑)
あと、理論暗記ができていないと受験自体を諦めてしまう可能性があります。

私が見てきた税理士試験受験生で、官報に載らずに撤退していった人達は、
誰もが理論暗記を苦手としていました
法人税法の理論で20題しか覚えないとか・・・落ちに行くようなものです^^;

逆に、理論をしっかりやっている人は、例外なく官報合格しています
計算は何とかなるけど理論はどうにもならないと考えている方が多いんですね。

それであれば、計算はそこそこにして、
理論暗記に全て(とまでは言いませんが)をかける位
の気持ちで理論暗記をしてみてはいかがでしょうか。

あと、実は、理論暗記は慣れてくると結構楽です。
似たような理論がたくさんありますので(特に法人税法)、
それらをまとめて覚えてしまうようにしましょう。

今からゼロの状態でも理論100題覚えられます!
諦めずに、日々理論暗記をしていきましょう。

参考)
税法暗記の決定版!?官報に載る暗記術
税理士官報合格者による税理士試験攻略法