さて今回は「約束手形」についてです。

1.約束手形の概要

代金を後で払うことを掛取引は、お互いに信用関係がなければ成立しません。
一見の相手に、何の保証もなくお金は後でいいですよとは言えません。

そこで、

「手形(てがた)」

と呼ばれるものを発行し、将来お金を払うことを相手に保証してあげるのです。

手形は、一定の期日に一定の場所で一定の金額を無条件に支払うべき旨が記載されています。
したがって、手形を振り出した側は、手形に記載された金額を支払う義務が生じます。
そして、これを払わなければ、会社の存続すら危うくなってしまうものなのです。

逆に言いますと、それだけ強制力のあるものですがから、

信用のない一見の相手先であってもお金を後日払うという取引が成立する

ことになります。
そのようなことから、手形は、信用取引を行う上で欠かせないものとなっています。

手形には、「約束手形」と「為替手形」の2種類がありますが、
今回はそのうちの「約束手形」について確認していきます。

2.約束手形の極意

約束手形は、「手形の振出人」が「手形の受取人」に手形代金を支払うことを約束するものです。
登場人物は、振出人と受取人の2人です。

これだけ覚えてしまえばあとは簡単です。
次のように覚えましょう。

■手形を振出す(振出人)

(仕入or買掛金)××× (支払手形)×××

■手形を受取る(受取人)

(受取手形)××× (売上or売掛金)×××

3級で確認する手形取引は、商品売買に掛るものしか発生しません。
従いまして、相手勘定科目は「仕入(売上)か買掛金(売掛金)」となります。
他の勘定科目を使ってしまわないように注意して下さいね!

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・ポイント

手形を振出せば「支払手形」、手形をもらえば「受取手形」

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4.おわりに

今回は約束手形について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
約束手形の論点は3級の知識があれば、この先ほとんどこれだけでイケます
そのくせ、いつまでもひたすらついてくる論点ですので、しっかり覚えましょう。

貰ったら「受取」、振出したら「支払」。

当然の組み合わせですから、覚えられますよね!

次回以降に約束手形ではなく、為替手形というものを学習します。
約束手形と違って若干ややこしいです。
間違えないためにも、約束手形の論点はしっかりと押さえておきましょう。