簿記の上達方法はなんといっても「問題を解くこと」です。
問題を解いた分だけ理解度も上がりますので、ぜひ解いて下さいね。
ただし、闇雲に解くのではなく、
内容を理解してから解く
ことを忘れないで下さい。
ですので、内容を理解していない場合には、前回の記事を確認してから解いて下さいね。
~問題~
A社は次の社債を所有している。
額面100円当たり92円で300口購入(手数料400)
当該社債について決算整理を行いなさい。
・時価が100円当たり100円の場合
・時価が100円当たり85円の場合
~解答~
A社は次の社債を所有している。
額面100円当たり92円で300口購入(手数料400)
当該社債について決算整理を行いなさい。
このような問題では、まず簿価を計算しましょう。
1口当たり92円で300口購入していますので、簿価は次のようになります。
@92×300口+400=28,000
これを踏まえて、決算整理を行います。
・時価が100円当たり100円の場合
(売買目的有価証券)2,000 (有価証券評価益)2,000
@100×300口=30,000ですので、30,000-28,000=2,000が評価益となります。
・時価が100円当たり85円の場合
(有価証券評価損)2,500 (売買目的有価証券)2,500
@85×300口=25,500ですので、25,500-28,000=△2,500が評価損となります。
なお、T/Bの金額は次の通りです。
・前T/B
28,000
・後T/B
(評価益の場合)
売買目的有価証券 30,000
有価証券評価益 2,000
(評価損の場合)
売買目的有価証券 25,500
有価証券評価損 2,500