こんにちは、KENです。
簿記の上達方法はなんといっても「問題を解くこと」です。
問題を解いた分だけ理解度も上がりますので、ぜひ解いて下さいね。
ただし、闇雲に解くのではなく、
内容を理解してから解く
ことを忘れないで下さい。
ですので、内容を理解していない場合には、前回の記事を確認してから解いて下さいね。
~問題~
当期の商品の流れは次の通りであった。
4/5 商品Aを@800で10個仕入れ
4/12商品Aを@900で30個仕入れ
4/15商品Aを@2,000で12個販売
4/20商品Aを@1,800で5個販売
この場合において、商品有高帳を作成し、4月全体の利益を計算しなさい。
(移動平均法)
摘要 受入 払出 残高
4/5
4/12
4/15
4/20
利益:
~解答~
当期の商品の流れは次の通りであった。
4/5 商品Aを@800で10個仕入れ
4/12商品Aを@900で30個仕入れ
4/15商品Aを@2,000で12個販売
4/20商品Aを@1,800で5個販売
この場合において、商品有高帳を作成し、4月全体の利益を計算しなさい。
(移動平均法)
摘要 受入 払出 残高
4/5 仕入 10×800=8,000 10×800=8,000
4/12仕入 30×900=27,000 40×875=35,000
4/15売上 12×875=10,500 28×875=24,500
4/20売上 5×875=4,375 23×875=20,125
移動平均法では、単価の異なる受入があった場合、都度、単価を計算し直します。
なお、試験上では基本的に単価は全て割り切れます。
仮に割り切れなかった場合、必ず問題文に指示がありますので、それに従いましょう。
逆に、指示がないのに割り切れなかった場合は計算に誤りがある可能性が高いです。
もう一度見直してみて下さい。
それでも割り切れないのであれば、私であれば端数は切り捨てます。
実務上は、簡便性から端数切り捨てという処理が多いからです。
四捨五入が好きな方は四捨五入でもいいと思います。
ただ、恐らくそのような試験は出題されないと思いますので、ご安心を。
利益:18,125
売上=12×2,000+5×1,800=33,000
仕入=10,500+4,375=14,875(払出欄の合計)
利益=33,000-14,875=18,125